代表 岡原のブログ

中小企業が所有する不動産活用

某信用金庫より紹介を頂き、中小企業が所有する自社ビルの活用のご相談を受けております。

信用金庫によると、最近の相談で一番多いのが事業承継。次に自社不動産の活用とのこと。
ご紹介頂いた企業は、自社ビル内の2フロアを余らせており、活用を検討したいという
ご相談です。

 

中小企業が所有する不動産の活用で気を付けている点

経営者は自社ビルにて、長期で事業を継続していく予定なのか、それとも途中で事業
終了等により自社ビルを売却をする可能性があるか

もし、途中で売却を考えているということであれば、定期借家で期限を定めた契約にして、ある時期が来れば、賃借人の契約を終了させることで、賃借人がいない、空の状態で売却をすることができます。

一棟を自社で使用したいような企業に売却が可能となり、売主に優位な形で売却を進めていくことが出来ます。

活用する時に普通賃貸借契約で締結してしますと、1棟全てを空室にするために、売却時に賃借人の立退き費用が別途必要となります。

立退き交渉をする時間と費用がかかることで、中小企業の想定するスケジュール通りに
進んでいかない可能性も多いにあります。

中小企業が所有する不動産の活用提案で重要な点は、中小企業がこの先、事業展開や
事業承継をどのように考えているかをヒアリングした上で、不動産の活用手法を考える
ことだと思っております。


株式会社つばさ資産パートナーズは
不動産相続・不動産運用・賃貸不動産再生・土地活用のコンサルティングを行っています。
お問い合わせはホームページから→【お問い合わせフォーム】

次回の第12回つばさ資産塾(H30年10月27日)は、

「生前贈与を相続対策に活かすための10箇条」
講師:みどり税理士法人 代表社員・税理士 新谷達也

▼つばさ資産塾

過去記事一覧

PAGE TOP