代表 岡原のブログ

空き家活用:シェアハウス①

広すぎる空き家

昨年より、淡路駅@大阪にある、10年以上空き家となっていた借地の一戸建て(9LDK)のご相談を受けていました。元々は町の紡績工場兼自宅です。

荷物も沢山残っていたこと、広すぎて貸すにしても借り手がいるかということ、借地のため売りづらいこと等の悩みが重なり、10年以上も空き家の状態にしているとのご相談でした。

駅近と立地は良いのですが、広すぎて一般賃貸としてリフォーム投資を行ってもそれだけの賃料取得が難しいと思われましたが、逆に部屋数が多くあることからシェアハウスには最適ではと考え、運営会社と様々な折衝を重ね、無事に誘致を図ることが出来ました。

投資利回り10%を目指して

所有者側でリノベーション投資をすることが一つの条件であった為、取得賃料から逆算してリノベーション工事金額をはじき出しました。

そして、工事予算にあまり余裕がなかった事から、DIYも行いながら、運営会社が希望する間取りや内装デザインを作りあげ、投資利回り10%を確保していきました。

CPM的な考え方で、投資利回りを頭に置きながら、毎年のNOI収支予測を算出しながら、所有者さんに提案していったことが事業実施につながった一つの要因でもあります。

事業実施に至った要因

1、地代を支払った手残り賃料で投資利回りが10%確保出来たこと
2、NOI収支予測表を作成し、数字で持って提案したこと
3、高齢化が進んでいる地域に、若い層を引込み、地域の活性化を所有者が行いたいと思ってくれたこと
4、シェアハウス運営会社と所有者、弊社の3社が協力しながら、運営や集客を行っていける体制が取れたこと

以上のことが、空き家活用に上手くつなげられた要因です。

これからの建物活用

建物活用を考える際、運営等が絡まない住居や店舗等で活用していくというのが一般的な方法ですが、今の時代、「シェアする」「サブスク」と言ったような考えやサービスが、若い世代には当たり前になっています。

シェアハウスでの活用を経験出来たことで、不動産コンサルティングの幅を広げることも出来た思い出に残るコンサルティング事例となりました。

次回のブログでは、リノベーションを行ったシェアハウスの室内写真を中心に発信します。

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