家主さん(Aさん・68歳)の相続対策として、内縁の妻への対策を
行っていたことが功を奏し、先日、Aさんより感謝の言葉を頂きました。
Aさんは奥様と20年以上前に離婚をされ、現在は10年以上、一緒にお住まいしている内縁の妻(Bさん)がいらっしゃいます。
Aさんはお子さんが二人いますが、AさんとBさんは一緒に暮らし、お子さんは別でお住まいされております。
総資産は不動産、預貯金で約2.5億円。
不動産の割合が8割という家主さんに多くみられる資産割合です。
不動産を所有しているエリアは、大阪市内で駅から5分の所にあり、競争力の高いエリアです。
親戚も近隣で家主業を営んでおり、子どもに資産承継を行ってもらい、資産を守っていきたいということで、相続対策を進めております。
Aさんの悩みの一つに、
Aさんが亡くなった後、内縁の妻(Bさん)へどのように、資産を渡すかということがありました。
考えられる対策として、
・Aさんが亡くなった後、賃貸収入の一部を子どもより、Bさんへ毎月、渡してもらう。
・法人を設立して、マンション管理業務の一部を担ってもらい、毎月、給与として渡す。
・他信託を活用した手法
等々、幾つかのプランを検討してみましたが、
・内縁の妻のことを子どもに託すことが、子どもの負担になるのではないか
・不動産は内縁の妻に承継ではなく、子どもに承継をさせたい
という想いから、
最終的に生命保険に加入をしてもらい、
被保険者:Aさん
支払者:Aさん
受取人:Bさん
としました。
Aさんは、68歳でしたが、癌等の大きな病気をしていなかったので、無事に保険に加入をすることが出来ました。
しかし、
加入から3ヶ月後、癌が見つかりました。
手術をして何とか無事に退院をされましたが、
もし保険加入の時期がもう少しでも遅れていたら、保険加入は出来ませんでした。
AさんからもBさんからも、
「あの時、保険を使った対策を提案してくれて、本当にありがとう」と、たくさんの感謝を頂きました。
いつ、相続対策をするのか。
思い立った日が吉日といいますが、
本当にそうなんだと実感した案件です。
次回のつばさ資産塾は4月を予定しています。
詳細が決定しましたらホームページでご案内いたします。
前回のつばさ資産塾レポートは
⇒【第9回つばさ資産塾(相続対策における信託の活用)】
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